低血圧だったのに40代から高血圧?【更年期高血圧】対策の栄養素

NO IMAGE

若い頃は低血圧だったのに、40歳を過ぎてから高血圧と言われた…。

実は、閉経期を迎えてから高血圧になる女性が多いって知ってました?

「更年期高血圧」と呼ばれており、早めの対策が必要です。

高血圧を放置すると脳卒中や心筋梗塞を引き起こしやすくなるので、まずは食生活を見直しましょう。

今回は「更年期高血圧」対策として摂りたい、おすすめの栄養素を紹介します。

余計な塩分を出す「カリウム」

「カリウム」は腎臓から余計な塩分を排出します。

高血圧の主な原因は塩分の摂りすぎ。

一日の食塩摂取量を6g未満に抑えると同時に、「カリウム」を補うことで血圧を下げる効果が期待できます。

「カリウム」が多く含まれているのは野菜です。

● ほうれん草

● アボカド

● 枝豆

● シソ

● サニーレタス

● 春菊

などをサッと水洗いして食べましょう。

「カリウム」は煮たり茹でたりすると水に溶けてしまうので、生野菜サラダがおすすめです。

血圧を安定させる「カルシウム」

「カルシウム」は骨を丈夫にする栄養素として知られていますが、血圧にも大きく影響します。

「カルシウム」が不足すると骨や歯からカルシウムが血管に溶け出し、血液が通りにくくなり、血圧が高くなります。

まぶたがピクピクする・足がよくつる・ささいなことでイライラするなどの症状は「カルシウム」が足りていないと考えてください。

1日の「カルシウム」摂取目標は600g。

● 牛乳

● チーズ

● ヨーグルト

● スキムミルク

など乳製品を積極的に摂りましょう。

血管をしなやかに保つ「エクオール」

「更年期高血圧」は、エストロゲンという女性ホルモンが急激に減ることが原因と言われています。

エストロゲンは血管をしなやかに保ち、血圧を下げる働きを持ちます。

閉経を迎えるとエストロゲンの分泌量が減少するので、血圧が上昇してしまうのです。

そこでエストロゲンと似たような働きする「エクオール」を補いましょう。

「エクオール」は大豆食品から生み出される成分です。

● 納豆

● 豆乳

● 豆腐

● 味噌

「エクオール」が体内にとどまるのは1日程度なので、大豆食品を毎日摂取しましょう。

まとめ:更年期高血圧には3つの栄養素を

前まで低血圧だったのに、40代から高血圧になってしまった。

「更年期高血圧」の可能性が考えられます。

3つの栄養素を摂り、対策を取りましょう。

● 余計な塩分を出す「カリウム」

● 血圧を安定させる「カルシウム」

● 血管をしなやかに保つ「エクオール」

脳卒中や心筋梗塞など怖い血管系の病気を避けるために、今日から食生活を見直しましょう。