認知症とその「傾向と対策」~ブレインフード・ムードフード~
認知症は高齢者ばかりに見られる病気ではありません。
40代や30代、早ければ高校生でも発症します。
健康を維持したいなら、今日から食生活を見直しましょう。
今回は認知症の主な症状と対策(おすすめの食品)を紹介します。
アルツハイマー型認知症対策にはブレインフード
アルツハイマー型認知症はもの忘れが多くなります。
● 同じ話を何度も繰り返す
● 家族・孫・親戚の名前が分からない
● 食事したことを忘れる
● 外出しても自力で帰れない
このような症状が出ると、相手をする家族も大変でしょう。
記憶力を維持するには脳を活性化させる「ブレインフード」がおすすめです。
特に脂の乗った魚は、オメガ3脂肪酸であるEPAとDHAが豊富に含まれているため注目されています。
過去には「魚を食べると頭が良くなる〜♪」という歌が流行りましたが、あながち間違いではないのですね。
前頭側頭型認知症(ピック病)対策にはムードフード
前頭側頭型認知症(ピック病)では人格が変わったように感じます。
● 温和だった人が急に怒りっぽくなった
● バカにしたような態度を取る
● 笑っていたのに突然泣き出す
アルツハイマー型認知症とは違い記憶は保てるのですが、情緒が不安定。
人格を司る前頭葉と言語を司る側頭葉が萎縮し、脳の神経細胞に「ピック球」と呼ばれる物質が見られる病気です。
精神的に安定させるには「ムードフード」がおすすめです。
「ムードフード」とは味付けや見た目だけでなく、ムード(気分)を改善するための食品です。
分かりやすい例を挙げると、ハーブ。
ほんのりレモンの香りがするレモンバームには鎮静効果が期待でき、リラックスできると言われています。
ブレインフード・ムードフードで認知症対策
食事は健康の要。
認知症を予防するにはバランスの良い食事が欠かせません。
脳に良い働きをもたらすブレインフードや気分を落ち着かせるムードフードを積極的に取り入れましょう。
手軽に摂取したいときはサプリメントや機能性食品を選ぶのも一つの手。
ただし、ブレインフード・ムードフードはあくまで食べ物。
薬ではないので、すぐに効果が出るわけではありません。
ブレインフード・ムードフードに頼りすぎず、バランスの取れた食生活を心がけましょう。
まとめ:健康維持にはブレインフード・ムードフード
認知症の症状と対策について紹介しました。
記憶力が低下するアルツハイマー型認知症対策にはブレインフード、情緒不安定な前頭側頭型認知症(ピック病)対策にはムードフードがおすすめです。
ブレインフード・ムードフードという言葉を初めて知った人は「難しそう」と思うかもしれませんが、大丈夫。
簡単に言うと、日頃から栄養バランスに気をつけて心身ともに健康で長生きしましょう、ということです。
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