【腸活】夜に食物繊維を摂取することによる3つの効果
食物繊維、取っていますか?
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準」(2020年版)によると、摂取目標量は女性の場合18g以上。
それなのに、40代女性が実際に摂取している量は12.2gとの調査結果が出ています。
「食物繊維を取るべき」と頭では分かっていても、忙しい朝はつい忘れてしまいますよね。
おすすめなのが夕食に食物繊維を取り入れること。
比較的ゆっくり調理できますし、寝る前の食事だからこそのメリットもあります。
今回は夜に食物繊維を摂取することによる効果を紹介します。
効果1.腸のゴールデンタイムで活発化
腸内の働きが最も活発になる時間帯を「腸のゴールデンタイム」と呼びます。
起床から15〜19時間後、1日の中で副交感神経が高まる時間帯です。
朝7時に起きているなら夜10時から深夜2時ころが「腸のゴールデンタイム」。
「腸のゴールデンタイム」までに食物繊維を摂取することで、効率よく腸内環境が整います。
遅くとも9時まで、なるべく就寝の3時間前に食べ終えましょう。
寝る直前や10時以降は太りやすいため、低カロリーの食物繊維と言えど避けたいですね。
効果2.しあわせホルモンで寝付きがよくなる
「寝付きが悪い」「朝早く目覚めてしまう」「眠りが浅くて何度も起きる」…。
不眠は更年期障害によくある症状ですが、もしかしたら「セロトニン」が不足しているだけかもしれません。
「セロトニン」とはしあわせホルモンと呼ばれる神経伝達物質です。
睡眠の状態や身体のリズムに関わっているのですが、腸で作られているって知ってましたか?
腸内細菌がセロトニンを合成するため、腸内環境が乱れるとセロトニンの分泌が少なくなってしまうのです。
夜に食物繊維を摂取し、セロトニンの分泌を促せば、いつもよりぐっすりと眠れるでしょう。
効果3.睡眠中に免疫力を保つ
免疫機能の60%が腸に集まっています。
腸内には腸内細菌が存在し、善玉菌2:日和見菌7:悪玉菌1のバランスが理想。
このバランスを崩してしまうと免疫機能がうまく働かず、細菌やウイルスが体内に入ったときに対応できません。
食物繊維は善玉菌のエサ。
夜に食物繊維を食べると寝ている間に善玉菌が増え、老廃物や有害物質を減らします。
腸の健康を保つことが免疫力アップのカギと言えるでしょう。
まとめ:夜に食物繊維を取ろう
食物繊維不足なら、夕食に食物繊維をプラスしましょう。
忙しい朝や昼のお弁当では食物繊維が取れない日も、夕食ならまだ用意しやすいですよね。
さらに寝る前に摂取することで、3つの効果が期待できます。
効果1.腸のゴールデンタイムで活発化
効果2.しあわせホルモンで寝付きがよくなる
効果3.睡眠中に免疫力を保つ
夜に食物繊維を摂取すると効率的に腸活ができるという訳です。
-
前の記事
【メタボリックシンドロームと糖尿病予防】食生活を見直すためのポイント 2023.08.07
-
次の記事
認知症とその「傾向と対策」~ブレインフード・ムードフード~ 2023.08.21