うつ病サプリメントの注意点
うつ病と診断されて投薬治療を開始している人は、サプリメントを利用するには細心の注意が必要になります。
これはうつ病治療に関わらず、すべての病気を治療している人に言えることです。
専門医の判断を仰がずに、サプリメントと薬を使うようなことは控えましょう。健康補助食品に分類されており薬扱いはされていないサプリメントですが、がぶ飲みしていいものではありません。
サプリメントと薬の飲み合わせによっては、薬の作用を無効化してしまうようなものもあります。うつ病サプリメントの場合、薬との組み合わせ次第で薬の副作用が強化されてしまうものや、本来の効果とは逆ベクトルの効き目が現れてしまうようなサプリメントもあります。
担当の医者に相談をし、薬との組み合わせを確認してから、うつ病のサプリメントを利用してください。向精神薬がうつ病の治療薬として使われている場合があります。向精神薬を投薬している場合、カフェインなどが含まれた食品、飲料、サプリメントは摂ってはなりません。
気持ちの落ち込みやささくれ立った精神を安定させるために、脳内で不足しがちなセロトニンが分泌されるよう脳に作用する薬が向精神薬となります。興奮状態を穏やかにするのは、セロトニンがアドレナリンに作用するからです。反対に、カフェインは脳に働きかけてアドレナリンが出やすくするのです。向精神薬とカフェインは効き目が正反対の成分ですので、向精神薬をうつ病治療として処方されている時にカフェインを摂取すると向精神薬の効き目が薄れてしまいます。
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